Wheels Of Blue

何者でもない人間のひとりごと

再起動

休日。朝、目が醒めるとmacのファンがすごい勢いで回転していた。実は、その前に二度寝しようとしていたときにもファンが回っていたのだが、アパートの上の階の住人が水道を使っている音だろう、と勘違いしていた。筐体に触れても、熱くはない。電源を落として再起動させたが、動作に問題はなし。長い間電源を落としていなかったことや、マルチメディア関係のプログラムを複数起動させていたことが関係していたのではないか、と思っている。

ところで、日々の生活もマルチタスクで成り立っている。やりたいことが沢山ある。あるいは、やりたいことがあまりないとしても、衣食住にまつわる必要性から、やらなくてはいけないことが次々と出てくる。頭の中でシミュレーションするだけでは完結しない(基本的には)。好き嫌いは感じつつも、とにかく何かの作業に着手することにはなる。そうして、しばらくすると、体力が尽きたり必要な物資が足りなかったりと、諸々の要因でその作業はストップしなければならなくなる。そして、この瞬間が問題だ。スイッチを切り替え、別の作業へスムーズに移行できるか否か、ということである。

スイッチが自然に切り替わるのなら問題ない。しかし、世の中を見渡せば、「頭の切り替えが上手くいかない」という嘆きの声がよく聞かれる。この手の悩みは、多くの人たちが抱くものらしい。人間は、コンピュータのようにタイムシェアリングで活動ができないのだ。肉体が、一日ごとに睡眠をしなければならないようにできているのは、強制的に再起動を繰り返すようなものなのだろう。