Wheels Of Blue

何者でもない人間のひとりごと

結婚騒動

世間は、皇族の結婚相手で揉めているようだ。母親が借金をしていたことが発端だが、結婚相手本人には何の落ち度もないらしい。「さっさと結婚させてやればいいのに」と思っている人も大勢いるだろう。反対しているのは、一体誰なのか。「お相手としてふさわしくない」という文句が頻繁に使われているが、それなら、どういう相手が「ふさわしい」のか。

一般人も、結婚にはこだわる。個人的には、しなければしないでいいのではないか、と思うが、「いつかは自分も」という人が多い。恋愛関係になる相手ですら、「将来を考えられる人」が選ばれがちだが、要するに結婚相手だ。恋人ができると友人や親から、「あの男(女)は、ふさわしくない」などと干渉されているのだろうか。

たまに、WEBをながめていると、「いい男(女)の条件は何か」といった内容が見受けられる。いい加減なライターが無責任に書いている感じがするが、真に受ける人もいそう。もしかしたら、今度の皇族の結婚を問題にしている人々も、無責任に適当なことが言ってみたいだけなのかもしれない。真摯な対応を求められる側にとってはいい迷惑だが。

自分にとって結婚問題は、頭で捏ねくり回した幻想だ。みんな目の前にいる人間を直視せず、勝手な妄想を相手に押し付けようとしているように映る。