Wheels Of Blue

何者でもない人間のひとりごと

専門店

休日。気温が夜でもかなり暖かくなってきた。昨日、ある要件で幾つかの楽器店にメールを送信したのだが、もう返信が届いた。仕事というわけでもなくて、客として簡単な質問をしただけ。向こうにとっては、一円の得にもならない。前にも似たことを(別の店に対して)して、無視されたことがあるので、好印象。無視された店に行ったことがあるが、店員の態度が悪かった。最初は普通だったが、自信がなさげで、間違いを指摘すると怒り出す始末。言葉遣いも汚くなった。

世間には詳しくないが、結局仕事というのは、多くの場合、凡人がマニュアルに沿って作業するものだったのだろう。素人には手に負えないので、お金を払ってプロに仕事を依頼する、という素朴なイメージが、消費活動あるいは自分自身の労働を重ねていく中で、どんどん壊れていく。実は、みんな詳しいことは知らずにブラックボックスばかりの道具を使って、辻褄合わせをしているだけ。いよいよどうにもならくなったときに初めて、本当のプロの出番が回ってくる。

自分が大切にしていた物に問題が生じたとする。それを持って、専門店に相談に行ったとして、お店の人から的確な処置を受けることができるだろうか? 他の店へたらい回しにされることなく、納得できる結果がもたらされたとしたら、そこは本物の専門店だと思う。気持ちよくお金を払うことができる。こういうのが、あるべき姿なのだろうけど…。