Wheels Of Blue

何者でもない人間のひとりごと

みんな個人事業主

いきなり寒くなっていきた。イチョウの葉も、青いまま散っていく。雪も降った。あれだけ強行したGotoキャンペーンが中断した影響だろうか(またこのネタ)。

人々の暮らしぶりには、ルーチンワークを繰り返すタイプと、状況の変化に対処し続けるタイプに大別されるかもしれない。具体的には、前者は労働者、後者はマネージャー的な人になるだろう。日々、少ない給料のために不平を垂れながら、誰でもできるような作業に一日中時間を取られる。あるいは、多少報酬が高かったりやり甲斐があるものの、いつ何が起こるわからない状況を、不満足なリソースで乗り切らなくてはならない。そんな社会の多数派を尻目に、少数の資本家が利息生活している。

個人の内面にも、労働者とマネージャーがいる。この両輪が上手く機能しているといいのだが、バランスが崩れると目的地から外れた方向に走り出す。労働者が優位だと同じ単純作業を続けたがり、別の作業への切り替えが遅れる。もしくは力技で無理な目標を乗り越えたがる。マネージャーが優位だと、頭でっかちになり現実的でない計算をしたり、上手くいかないとすぐに諦めて別の方法論を試したくなる。この二つの立場が噛み合わなくなると、休業状態へ。しばらくすると、資本家的人格がリソースを再分配し、仕切り直す。楽しみを味わうのは資本家なのだから、責任は持たないとね。

(現実社会で国全体に対して責任を持つのは、国民だが。)