Wheels Of Blue

何者でもない人間のひとりごと

地図

やや寒い一日。早朝が4℃で、昼間も風が冷たかった。荷物を取りに某運送会社の営業所へ。場所がわからず人に訊いたが、結局地図をプリントアウトしたものを渡されただけだった。スマホは家に置いてきてしまった。本来ならアプリ上で現在地を確認しながら自力でたどり着けただろう。同じような経験をしている人は、結構いるかもしれない。いや、地図を手にしたはいいが使いこなせずに困惑することもあるのだろう。先日、観光客風の人からブラウザの地図を印刷した紙を見せられ、「どう行けば?」と尋ねられた。確かに、抽象的に表現された街と実際の街とではまったく様子が違う。知らない土地だと、どれも同じような建物にしか見えない。目印になる建物すら、普段利用していないとそれとは気づかないかもしれない。けれど、スマホを持っているのなら(持っているはず)、試しに辺りを動き回ってみれば良いのではないか。GPS機能のおかげでリアルタイムで現在位置がわかるのだから。少なくとも、そのうち地図に名前が載っている所へ行き当ると思う。けれど、なぜか人に尋ねたがる人は多い。説明がわからず余計混乱したり、嘘をつかれたりするかもしれないのに。不確実なものに頼ろうとする不思議。