Wheels Of Blue

何者でもない人間のひとりごと

可哀想な人

何の事は無い一日。外国人を見かけたが、日本に住んでいる人だろうか。今年に入って一度、旅行者と思われる外国人に道を訊かれたことがあるが、出入国は禁止されているはずなのでは? 一体どうなっているのか…。

ネットを眺めていると、大衆の本音が読み取れる。その多くに「何だ、それ?」と首を傾げたくなるが、今日も変なのに遭遇。人は明るく社交的であるべき、という信念を持っているらしい人がQ&Aサイトで回答していた。大人しい子供の兄弟が二人いて、そのうちの一人をある期間預かり、明るい子に育て上げたと自慢。もう一人は、預かろうとしたものの、断固拒否された。そのままの性格で育ち、社交スキルに乏しいが、人生を閉ざしてしまわないといいが、などとおっしゃっていた。

「何だ、それ…」とは、もはや言いますまい。なんと素朴なお人だこと。世の中は広いもので、別にそれほど他人と関わりたくないと感じる人もいる。また、そんな基本的な事実すら受け入れられない人もいらっしゃる。この手の方々は、「他者と密に関わりたくない」などという意思表示を、単なる強がりとしか解釈できない。孤独に見える人を専ら「可哀想な人」扱いすることしかできない、視野が狭くて可哀想な人なのです。