Wheels Of Blue

何者でもない人間のひとりごと

日本人のコミュニケーション

世間は休日。外の公共スペースに長椅子が設置されているが、距離を取って座れとの注意書きがあった。去年の春には長椅子自体が撤去されていた。状況がより悪い今こそ、そうするべきなのでは、と感じた。飲食店も、時短ではなく休業させるべきなのでは、と素人は思う。本気で感染症を減らしたいのなら。

店で店員と世間話をしているとき、話を続けていると、前と違うこと言い出されることがある。客の顔色を伺いながら適当に調子を合わせているので、明らかに矛盾が出てくる。虚飾まみれの世界。仕事上でのコミュニケーションで似たようなことをされると最悪だ。「一体、事実はどうなっているんだ?」と、常に不信の状態に置かれてしまうことになる。逆に、こちらが簡潔に情報共有をしようとすると、煙たがれることになる。「AはBです」では駄目で、「おかげさまで、Aの件はBまでに片付けることができそうです。ありがとうございます」みたいなややこしい表現をしなければいけないのだ。

シンプルな事実が、感情のクッションに覆われて行方がわからなくなる。やれやれ。せめて相手の言葉を、意味もニュアンスもわからずにおうむ返しのように使うのはやめようね。